Lamp 大人女子のための2分で読めるウェブマガジンLamp
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2015/03/31

漫画家デビューしたい!!!!【その願い叶えます!】

みなさんこんにちは、lamp編集部です。
「願いを一つ叶えてあげましょう。あなたの願いはなんですか?」今こう聞かれたとしたら、みなさんはなんて答えますか?


lamp編集部では、その名の通り「ランプの魔人」になり代わり、さまざまな女性たちの願いを叶えてしまおう! というなんともざっくりかつスケールのでかい企画を立ち上げました。


前回は、「ヴィレッジヴァンガードに泊まりたい!!」という女性ライターの願いを“ヴィレッジヴァンガードを一晩貸切”にすることで見事叶えました。(その様子はこちらから



そんな「みなさんの願いを叶えてしまおう」コーナーの第2弾。


今回はモデルの更紗(さらさ)さんが我が編集部に連絡をくれました。

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更紗さん「幼稚園のころから家でお留守番をする機会が多くて、そのたびに妹と二人で絵を描いて遊んでいました。学生時代も図工や美術が得意で、高校時代はテニスに明け暮れていましたがなんだかんだで絵を描く生活を続けていました。
その延長でイラストレーターとしてのお仕事を少しずついただくことが増えたのですが、それと同時にツイッターやブログで日常の出来事や普段の考えを発信していたら、ありがたいことに周りからの評判が良かったんですよね。
イラストが描けるなら漫画も描いてみたらどうだ、と言ってくださる声もあったんですけど、実際にいざ描こうと思うとどうも難しくて……」



編集部「なるほど。普段の自分の考えなどを漫画で表現したい、ということですね?」

更紗さん「そうなんです。普段描いている絵とは違うタッチやスタイルなので実際に描く機会もなければ世に出す機会もなくて……」



これは……この願いを叶えるためには……あの人にお願いするしかないっ……!!!!!

・・・・・・・・・・

編集部「もしもし〜? あの、とある女性の願いを叶えていただきたいのですが……」

漫画家先生「もしもし? 願い……ですか? なんでしょう。僕に叶えられるのかな」

編集部「叶えられます! むしろ小山先生に是非叶えていただきたいのです!」

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そう、電話の相手は「手足をのばしてパタパタする」でおなじみの漫画家、小山健先生!

編集部「実は、『漫画家デビューしたい!』というイラストレーターの女性がいまして……。ここは、漫画家でありながらイラストレーターとしてもご活躍されている小山先生にご協力をいただけないかと……!」

小山先生「デビューは知ったこっちゃないですけど漫画の描き方なら教えられるかもしれません。四コマを印刷した紙とペンを用意しておいてください」

・・・・・・・・・・

ということで用意しました、紙とペン。

ということで用意しました、紙とペン。


準備はすべて整った……!

高円寺に舞い降りた本日の主役。

高円寺に舞い降りた本日の主役。


今日は我が編集部のある高円寺にて更紗さんの願いを叶えたいと思います!

待ち構える小山先生

待ち構える小山先生


ドキドキ……。

ドキドキ……。


「今日はよろしくお願いします〜」

「今日はよろしくお願いします〜」


さっそく小山先生の漫画講座がスタート!

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まずは、今までに更紗さんが手がけてきたイラスト作品をチェックします。

更紗さん「イラストは描けるのですが、何を漫画の題材にしたらいいかがわからなくて……」

小山先生「そうですね。漫画と言っても“絵”の話と“題材”の話があると思うんですけど、今日は更紗さんの言っているように“題材”の方でしょうね。いかに見ている人を楽しませる内容にできるか、というところ。
僕は漫画家といっても正規のルートをいってないんですよ。言ってしまえば裏口入学みたいなね(笑)漫画原稿用紙に『さあ少年ジャンプで連載するぞ!』って漫画を書いて持ち込んだりしたわけじゃないんですよ。ぼーっと、こう、日記漫画をブログにあげてたらいつの間にか漫画家になってた、という感じで……」


更紗さん「わたしも、漫画を描きたいと思ったきっかけはツイッターやブログにあげていた内容を見た人が『エッセイや漫画にしてみたらどう?』と言ってくれたからなんです。なので、空想のストーリーというよりは日常の出来事を漫画に落とし込む形がいいですね」

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小山先生「なるほど。じゃあ僕といっしょの『日常を描いた漫画』にしましょう。僕はぜんぜんフィクションが描けないので実際にあったことを漫画にしてるんです。
どこまで包み隠さずに描けるかにかかってくるんですがイラストもやってるなら日記漫画を描くってすごく良いと思いますよ」


編集部「と、いいますと?」

小山先生「例えば仕事をくれる人がAさんとBさんどちらに依頼するか迷った時には、きっと日記漫画を描いてる人に依頼すると思いますよ。
僕は家族のこととか猫飼ってることとか趣味や性癖、家賃がいくらってことまで全部漫画に描いてしまってるんですが、そのおかげではじめから友達みたいに接してくれる仕事相手とかいますしね。人となりが分かるから安心して頼んでくれるんだと思います」


日常で「面白い!」と感じた事を友だちに喋っている感覚

小山先生「僕は日々、生活していて『これ笑ったな〜』という出来事はケータイに一言メモとして保存してますね。漫画描くときはそれを見ながら『こんなことがあったな〜』と思い出して描く感じ」

更紗さん「わたしはツイッターの下書きに仕事の愚痴やらいろいろな不満が溜まってます。わたし、こう見えてすっごく短気なんですよ(笑)」

「意外に闇が深いね」と、小山先生。

「意外に闇が深いね」と、小山先生。


小山先生「いいよ〜! そういう負の感情は題材としてすっごく面白い! 『これ言ったら、ちょっとどういう反応されるかな……?』くらいの方が、他の人も体験してることだったりするので。で、仕事に対する愚痴なんかも、実は仕事相手も同じようなことを味わってたりするのでそこは臆せずでいいと思うんですよね」

更紗さん「実際、どのくらいの文量が四コマ漫画になる感覚ですか?」

小山先生「それはもう、二行くらいでも成立しますよ。そういえばこんな会話があったな〜というのを登場するキャラクターに言わせてるだけ。
僕は面白かったエピソードを友達に喋ってる感覚で書いてるんですよ。『ちょっと笑わせたろ』みたいな。漫画を描く上では読んでくれる相手を想像する感覚が大事ですからね」


編集部「ネタの話でいうと、あるあるネタなんかは最近ネットでの流行だと思うんですけど……?」

小山先生「『あるあるネタ』はダメです! 絶対絶対絶対ダメ〜!!! 何万人もいる人のことを考えて共感するネタを考えるのは読む人に取り入ろうとするやり方でなのでそんなの全然魅力的じゃないし面白くないです! 薄めまくったカルピスみたいなもんです。それよりも偏愛! 共感なんかされなくてもいいからその人だけの偏ったものの見方を描いて欲しい! カルピスでいうと原液を飲みたいんですよぼくは!」


たしかにカルピスは濃い方がうまい。

小山先生との会話の中でどんどんキャラクターを生み出していく更紗さん。

小山先生との会話の中でどんどんキャラクターを生み出していく更紗さん。


ツイッターの下書きをチェックしながら漫画を描いていきます。

ツイッターの下書きをチェックしながら漫画を描いていきます。


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そうこうするうちにいよいよ漫画が完成!


更紗さんの初四コマ漫画がついに完成しました!

どうぞご覧ください……!

《ママのあほ》

《ママのあほ》



更紗さん「母との生活の中でアホだなと思ったエピソードを題材にしました。ヤカンに水を入れているけど、注ぎ口から流れ出てるのに気づかず、注いでも注いでもヤカンに水が溜まらない無限ループだとヤカンが嘆いている漫画です」


おお〜!!
更紗さん、3時間以上悩みに悩んで途中「コレ……ちゃんと完成するかな? 大丈夫かな?」などと不安になりましたが、無事に四コマ漫画が完成しました〜!


編集部「どうですか? 実際に四コマ漫画が完成した感想は……!」

更紗さん「漫画家の人は凄いな~とても高度なことをしているな~って感じですね。イラストを描くときとは全く違う分野の脳をフル回転しなくてはならなくて……わたしも途中、完成するのか不安になりました(笑)
普段は下書きもしないでインスピレーションに任せて描いているので、漫画のようにストーリーを考えてコマ割り構成し、それから描く。という段階を踏みながらの制作がとても難しかったですね。
小山先生が『楽しんで描くのが一番いい!』と仰っていましたが、わたしは楽しむ段階にいくまでにまだまだ修行が必要だな~と思いました(笑)」



編集部「小山先生、本日は本当にありがとうございました! いかがでしたか?」

小山先生「女の子と喋ってギャラもらえるなんて最高だなと思いました。
更紗さんは誰に見せるわけでもなく文章を書いたりしてるのですごいですね。普通はそういうことすらしませんから。ネタはいっぱいありそうなので、あとはそれをどこまで包み隠さず描けるかだと思います。話してたら任天堂のゲームが好きだったりおっさんが読むような漫画(『Y氏の隣人』)が好きだったりして、意外で面白いと思ったのでぼくはそのへんのことを漫画にしてほしいです」




更紗さん「小山先生の人を楽しませたいという気持ちや、見てくれた人の顔を思い浮かべて漫画を描くという姿勢がとても素敵だな、と思いました。イラストは自分の中にあるものを表現する“主観的”なものが多いんですけど、漫画は見てくれる人がいることを前提に描いているので改めて全くの別物だな、と」

《ママのあほ》色付きver

《ママのあほ》色付きver



更紗さん「漫画に挑戦したいな、と思いながらも忙しさにかまけて描く機会をずっと逃していました。今回、このような機会をいただいたことで『なんとしても完成させてやるぞ!』という気になれ、未熟ながらも漫画として完成させられたことが少し自信になりました。これを機に、今後はストックしている文章を題材に、いくつか漫画を描いてみたいなと思っています。web上で公開しながら、少しずつ人に見てもらえるように細々と始められたらと思っています!
とてもいいきっかけになりました。本当にありがとうございました!」




わたしの願いは叶いました!

わたしの願いは叶いました!



・・・・・・・・・・・・・


lamp編集部では、今後もこのような形でさまざまな女性の願いを実際に叶えていきたいと思っています。
「あれがしたい!」「こうなりたい!」といった、みなさんの願いを、時間は少しかかるかもしれませんがきっと叶えてみせます。
叶えたい願いがある方は、以下のフォームよりご連絡ください。
↓ ↓ ↓
【lamp叶えたい願い応募フォーム】



「願いを一つ叶えてあげましょう。あなたの願いはなんですか?」


【info】
小山健 漫画家・イラストレーター
Twitter:@koyapu
HP:http://koyamaken.com/
1984年奈良生まれ 東京都在住
会社員時代に趣味でブログに描いていたマンガ「手足をのばしてパタパタする」をきっかけにマンガやイラストを様々なところで執筆。2013年に独立以降、雑誌・書籍・WEBなどで幅広く活動中。ときどきイベントに出て絵を描いたりしゃべったりもします。

更紗 イラストレーター・モデル
Twitter:@ayashino_ame
HP:http://sarasa1101.wix.com/8sarasa8



[ライター・カメラ/木村衣里 願いを叶えた人/更紗 願いを叶えてくれた人/漫画家・イラストレーター 小山健]

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