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2015/02/28

21歳、新人映像クリエイターのアタマのなか

今をときめく売れっ子も大御所と呼ばれるひとたちだって、最初はみんな新人だった。


今まさに、芽を出しなんかやってやろうと企んでいる若手クリエイタさんーにお話をお伺いします。
今回は、現役美大生でショートムービーの制作などをしている映像クリエイターの細川さんのアタマの中を探ってみたいと思います。


“一般的”な感覚で推し量られることに生きにくさを感じていた

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−−美大に入ったきっかけは?

ずっと、“一般的”な感覚で推し量られることに生きにくさを感じていたんです。昔から一般的にみんなが良いと思うものをわたしは良いと思えなくて。だけど嫌われてしまうのでは、という不安からそういった自分を抑制してきました。
その分美大だと、自分は相当マトモだと思えるほど変わった感覚を持っている人がたくさんいて、自分はここにいてもいいんだ、って安心できるんですよ。作品を通じて自分を表現することができて、それを評価してくれる人が身近にいるのはすごく幸せなことだと思います

「六月、ラムネ少女」



−−どういったテーマで作品を?

わたし寂しいとテンションが上がるんですよ。寂しいと感じている自分が嬉しい! みたいな。その感覚を作品に落とし込みたいんですけどなかなか難しくて……。
例えば、夜中に寂しくなって友人に「わたしいま寂しいんだけど!」ってテンション高めの電話をかけるんですよ。すると友人は「いま何時だと思ってんだよ」ってうざがるわけです。そうするとわたしは「うわ! 冷たくされた! もっと寂しい!」ってよりテンションが上がる。その瞬間をそのままの勢いで作品にできたらいいんですけど、朝起きたらもうその感覚って消えているんですよね。数日経ってしまったあとなんて全然面白くもなんともないのでうまく作品にできなくて。でも、どの作品もどこかに「寂しさ」をテーマにしている部分はあります。

ショートムービー制作の現場

ショートムービー制作の現場



−−今後はどういった作品を作っていきたいですか?

今もたまに撮ることがあるんですけど、ドキュメンタリーってその場で起こることを映すじゃないですか。だから何が起こるかわからなくて、自分の想定外のことがどんどん起きるわけですよ。それがすごく楽しくて。
知らない場所に行って、まずはそこにいる人達との関係構築から始めて……撮る、っていう。その土地で生きている人たちと、私の頭の中のフィクションを融合させて面白い物を作りたいな、と思っています。

今日のことは今日やりたい

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−−これからの目標は?

ある先生がわたしの作品を見て「意味わかんない」って言ったんですよ。だけど、わたしはそれが逆に嬉しくて。自分の生きる価値を見出すために作品をつくっているところがあるので、わたしにとっては「意味わかんない」も立派な評価の一つなんですよ。
それに、あのピカソだって初めて見る人やピカソを知らない人からすると良いのか悪いのか、意味わかんない作品だと思うんですよ。だけど、現代では非常に高く評価されていて何百億の価値が生まれている。人の評価や感じ方って移り変わっていくものなんですよ。
そんな感じでわたしの作品を「意味わかんない」って感じる人もいつかはなにかを感じ取ってくれるのではないかと。そんな作品を作るのが第一の目標かなと思ってます。

「いつかの私と今日の私」



−−では、最後にあなたの野望をお聞かせください!

明日の準備を今日するんじゃなくて、今日のことは今日やりたい! 瞬間瞬間で生きていきたい!
今やりたいこと、楽しいことをして毎日を生きることで、死んだ時にわたしの人生そのものが一つの作品になっていたいですね。わたし的には、そんな人生がクリエイターの極みだと思っています。有名になりたいとか、偉人になりたいとかではないけれど、「やべえやつがいたぞ!」って誰かに思ってもらえるような作品として自分の人生を残したいですね。


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【お話を聞いた人】
細川なつ子(21歳)
出身地:東京
好きな食べ物:オムライス 、桃 、かき氷
嫌いな食べ物:パセリ 、セロリ



[ライター・カメラ/木村衣里]

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