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2014/12/12

女のマイナー部位を愛でる男たち「俺のフェ地図ム」

とある冒険家は言った。「山に登るのは、そこに山があるから」
また、ある男は言った。「女に登るのは、そこに女がいるから」



女性の身体は大地だと考える。山があり、川があり、海がある。丘には花が咲き、岬には風が吹き、洞穴には不吉が漂う。
男はこの謎に満ちた世界を冒険したがる。それは本能という言葉だけでは片すことができない、言うなれば「ハチャメチャが押し寄せてくる」ということなのかもしれない。

この記事は筆者が出会った特殊な冒険者たちに「俺のフェ地図ム」を聞いてまわったレポである。「巨乳山」や「尻丘陵」といったメジャースポットは今回割愛させて頂いた。それでは、彼ら稀少な冒険者たちの「フェ地図ム」をご覧あれ。

【貧乳渓谷】ひんにゅうけいこく


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胸の小さな女性の乳房と乳房の間に広がる平坦な空間、それが貧乳渓谷である。
胸のふくよかな女性の場合、この空間はその深い谷によって存在しない。胸の小さな女性にだけ与えられた空間なのだ。
男性と比べ、丸み帯びた曲線的なラインが女性の身体の特徴であり魅力でもあるが、この貧乳渓谷にはそのような要素は無く、あくまでも固い胸骨がそこにあるのみ。指先でコツコツと軽くノックする。これが貧乳渓谷の最大の楽しみ方だ。
また、水着や下着姿の際にはこの空間が「いやらしさ」を緩和させ、「性」ではなく「生」を感じさせてくれる。タイトな黒いドレスの胸元から覗く貧乳渓谷は、女性の美しさ・女性のたくましさを私たちに再認識させてくれる。
胸のふくよかな女性ばかりが男性受けすると思い込み、胸が小さい事を気にする女性も少なくはないだろう。しかし、このように貧乳渓谷を愛でる男が世の中に少数であれ存在していることを誇りに、その美しい胸を張って生きてほしい。

【つま先ヶ崎】つまさきがさき


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柔らかな太もも道を抜け、細く長い道を下ると、つま先ヶ崎が見えてくる。脚の付け根から足先までひとつなぎになっているにも関わらず、ここまで各部位で表情を変えて見せてくれる女性の脚は素晴らしい。道中の各部位の美しさも去ることながら、辿り着いたつま先ヶ崎で私たち旅人は長い旅の終着に安堵と哀愁を感じずにはいられない。
私の友人はこの「つま先ヶ崎」の虜となり、つま先ヶ崎に小さな小屋を建て生涯そこで暮らすことを決めた。彼曰く、Google画像検索で「足湯」を検索する時間が至高の時であり、彼の使命のひとつでもあると言う。そんな彼の真剣な横顔を眺めながら、私はそっとつま先ヶ崎を離れ道を上り、新たな楽園を探し歩き続けるのだ。

【うなじ坂】うなじざか


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この坂に出会うたび、私はこれまでの人生で多くのものを失ってきた事に気づかされる。部活帰りの汗ばんだうなじ坂も、夏祭りで見知らぬ男と歩く浴衣姿のうなじ坂も、私はもう二度と登る事ができないのだと切ない想いに襲われるのだ。
一般的にうなじは女性本人には意識しづらい場所にある。この坂はふとした瞬間(それはタオルでうなじを拭う行為であったり、長い髪をまとめる行為であったり)に私たちの前に突如現れる。平坦な日常という道の曲がり角を折れた途端、目の前にこのうなじ坂が現れるのだ。そしてその坂を登るか否か悩んでいる間に、大抵のうなじ坂はそっと消えてなくなってしまう。
うなじ坂には一度も登れぬまま、いつも私たちの中に存在している。

【ハミ耳峠】はみみみとうげ


hamimimi

夜な夜な、男たちは自慢のマシンでその峠を攻める。あるものはその峠に生命を感じ、あるものはその峠に殺された。
ハミ耳峠と呼ばれるその峠は、長いロングの女性にしばしば現れる魅惑の急カーブを持った峠である。女性自らが意識的に髪を耳にかけるそれとは違い(もちろんこちらにも熱狂的なファンはいるが)このハミ耳峠は「故意ではなく生まれてしまった」ことが前提である。
耳が外側に大きく張り出している女性に多く見られ、耳全体の1/4ほどが外界に露出している。それは緑生い茂る山から奇跡的に突出した、まさに天空を走るスターロードだ。このスターロードを私たちは念入りに調べ上げ、幾度も走行シミュレーションする。
そう、いつか自慢のマシンで走り抜ける事を夢見て。

【破廉恥隧道】はれんちずいどう


harenchi

隧道(ずいどう)とはトンネルのことである。この破廉恥隧道が待つのは女性の下腹部、腹部の盛り上がりと脚の付け根の間に横たわる溝の上に存在する。裸体の際はこの隧道は開渠となり、トンネルは存在しない。しかし下着や水着を履いた際にこのトンネルは現れる。溝の上に下着が屋根を作り、トンネルとなるのだ。
このトンネルの行き先、辿り着く場所は誰も知らない。さまざまな男たちがこのトンネルに自ら入って行ったが、誰ひとり戻ってくる者はいなかった。破廉恥隧道というその名だけが、男たちの冒険心を燃えさせ、今日もまたひとりトンネルの奥へと引きずり込むのである。


さあ、冒険に出よう


性に対し過剰に意識していた若かりしあの頃は、広すぎるその世界に圧倒され、もはや泣き叫びたいほどであった。しかし今ではどうだろう。ある程度の歩き方、地図の読み方を知った今、なかば冷めた感情でいつもの山を登っていたのではないか。
目を輝かせながら熱心に話す彼ら冒険家を前にすると、我々は今なお永遠に辿り着けない楽園を探し歩かなければいけないことに気づかされる。まだ見ぬ秘境を、今一度探してみよう。そして、この美しく寛大な大地に感謝したい。

[ライター、イラストレーター/サカイエヒタ

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